Platz(プラッツ)

コロナ禍になる前、経営者仲間と東北・沖縄の視察へ行ったときのこと。

東北ではIT企業が集うビルを視察に。

その施設は、スマートシティを目指した取り組みを中心に行う、
官民が一体となって取り組んでいる事業。

2011年の大震災により大きな打撃を受け、
その復興の一環としてスマートシティに取り組んでいる。

若者が集い、観光資源を活用し、IT技術を駆使する。
明石より田舎の町だが、ここで大事なのが、官民一体となっていること。

地元企業が潤う仕組みを作り、産業の復興の手助けをしている。

これに感銘を受け、私達にも出来ることは何かないか?
と考えてみたが、現実問題、この地で官民一体となって取り組むことは難しい。


しかし制作物を通じて地元を豊かな社会にすることはできる。

事務所を改装したいと考えた出来事だった。


その後、同じ経営者仲間と共に沖縄視察へ。
ちょうど日本がコロナ禍に突入する直前だった。

沖縄では二つ私の心を動かす出来事があった。

一つは沖縄戦線最前司令本部の視察。
多くの日本兵が米軍から日本を守るために命を顧みず守った現場。
もう一つは地元企業家との親睦会。
沖縄の方々は情熱的な人が多く、
自分がしたいと思ったことは全力で取り組む。
そして、沖縄をこよなく愛している。
本州から移住してきた企業家も多かった。

その後、本格的なコロナ禍となり
正直、今このタイミングで事務所を改装すべきかどうか迷った。

しかし、上記の二つのことが私の背中を押した。

それから一年が過ぎたが、本当に改装をして良かったとつくづく思う。

まだまだ理想とするカタチまでの道のりは長いが、
一歩一歩お客様とスタッフのおかげで新たなことに取り組めている。


事務所の愛称も「Platz」。

ドイツ語で『広場』という意味。
いろんなアイデアや人が集まる場になればいいなという気持ちを込めて。
つながり・デザイン・企画・アイデアが集まるスペース。

まだまだコロナ禍の終息は見えないが、
この地からいろんなことにチャレンジしていきたいと思う。