中内 㓛氏所有の燐票コレクション
私が高校時代から今も尊敬する、ダイエー創業者であり、母校・流通科学大学の創設者でもある中内 㓛氏が所有されていた、貴重な燐票コレクション大小550余枚を、このたびご親族のご厚意により譲り受けました。
心より御礼申し上げます。

弊社はもともと、マッチ箱の内職を生業として創業しました。そのことをお話ししたことが、今回のご縁につながりました。
今回譲り受けた燐寸ラベルは、経木箱に貼られていたラベルであり、非常に貴重なものです。
創業当時の様子については、亡き祖父や父から聞いていた話しか分かりません。
私が幼少期の頃、祖父は日本最後の経木箱製造者として従事し、88歳で亡くなる直前まで仕事を続けていました。
晩年に経木箱を製造していた姿が、以前のブログでも紹介したこの写真です。


もう何十年も前のことで、仕組みについては忘れかけており定かではありませんが、
・上の写真、祖父の左前にあるのが糊を入れている筒
・下の写真で積まれているのが経木
・右から出ているのが、経木箱に巻く紙
(上の写真下部のロールがロール紙で、上へと送られていく)
・経木が箱の形になり、その紙でくるっと巻きながら貼り付けられ
・順番に箱が出来上がっていく
その出来上がった箱に貼られるのが、燐票(マッチラベル)です。
実に美しく、素晴らしい、何とも言えないデザインと風合い。
そこには確かな技術が備わっています。
ましてや、中内 㓛氏が所有されていた燐票コレクションとなれば、
私にとっては、価格を付けることのできない宝物です。
このような、創業に関わる貴重なコレクションを保有でき、
創設60年目を迎える弊社が、創業120年の原点に触れることができたことを、心から嬉しく思います。
創業の心を、いつまでも忘れない。



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