恩人と30年振りの再会

恩人とは、自分が苦しい時や人生の岐路に立たされたとき
自分の人生に影響を与えてくれる方のことではないでしょうか?

バスケに明け暮れた中高時代。
卒業後はバスケで大学進学と決め込んでいた自分だったが
当時はなかなかスポーツ推薦もハードルが高く
まさかの不合格・・・。
結局その後も進路が決まらず、浪人決定。

目の前が真っ暗になったそんな時、
高校時代からお世話になっていた後輩の親父である恩人に助けられた。


飯に連れて行ってもらったり、大学が決まるまで何かと面倒をみていただき、
入学後も可愛がってくれ、その後の活躍も喜んでくれた。

浪人中「長い人生の中の一年くらいどーってことないよ!大丈夫大丈夫」
と何回も言われた気がする。

その恩人は高校生だった自分から見て
ビジネスで世界を駆け巡るとてもかっこいい社長だった。
そんな恩人と先日会うことが出来た。

その恩人は体調を崩され、施設での面会となった。

部屋に入る時は、あまりに月日が経っていたので
とても緊張した。
覚えてくれているだろうか?
何を話そうか?

入室し
「ご無沙汰してます。茨木です。わかりますか?」
そんなところからの会話だった。
しばらくして急に顔がほころび、はっきり思い出してくれたようだった。

なかなか会話が難しい状況ではあったものの
声を振り絞って笑顔で話をしてくれた。

今の自分のことを話すととても喜んでくれた。
途中自分は涙声になってしまったが、手を握るだけで気持ちが通じてくれたように思う。

本当に心から嬉しかった。

支えてくれた恩人に報いるためにも頑張らなくては!