EXPO2025 OSAKAKANSA JAPAN

万博行ってきました!!
当初は盛り上がりがイマイチで、私も「どうなんやろ…」という感じで静観していましたが、
妻が先に行ってものすごく詳しくなったこともあり、いろいろ教えてもらいながらの万博はサイコー!でした。

この場は会社のBlogなので仕事に関して言うと、
展示方法・素材・映像・流入経路・ストーリーなど、来場者を楽しませてくれる空間づくりがとにかく素敵!

現金も使わないし、TDLと同じように非現実的な空間で、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

入ることができたパビリオンは、インドネシア館とマレーシア館の2つ。
海外の方は待ち時間も楽しませてくれるし、とにかく明るい。

「本当のホスピタリティってこういうことなんだ」と感じさせてくれました。

パビリオンだけでなく歩いているだけでも、未来に向けての期待・失望・葛藤など、多くのテーマを目にすることができます。

そんなことを考えているとあっという間に夜になり、花火・水上イベント・ドローンショー。
花火は4分間でしたが、自然と涙が出そうになるほど美しかったです。

ありがとうございました。


【ひとりごと】万博を別の角度から見て

ここからは、万博を通じて私自身が感じたことを、ひとりごとのように思うまま綴らせていただきます。

会社を経営していると、国からのお達しで「働き方改革」や「ブラック企業」といった課題に直面します。
もちろん、それ自体はとても大切なことです。
しかし、そこを優先しすぎると、やり切れないことが増え、組織として成長する力を失ってしまう。

だからこそ、わが社は「やれる人だけ」で構成する少数精鋭の組織でいい、と考えています。

アサヒ印刷の採用基準は「素直」です。
なぜなら、限られた時間の中で最大の効果を発揮し、お客様から信頼をいただくために必要なのは“人財”だからです。

同じ時間・同じ空間を共に過ごし、お客様に喜んでいただける人は「財」。
一方で、権利ばかりを主張し、仕事をしない、責任を他人に押しつけるような人は「罪」。
そして、短い時間で成果を出せない人は、残念ながら会社にとって「人罪」となってしまいます。

私自身、学生時代は常に“絶対勝利主義”の部活に身を置き、多くの犠牲を払ってきました。
けれども、その厳しさを乗り越えた先にある達成感も味わってきました。
達成するからこそ、その後の打ち上げが楽しい――そんな経験を今の仕事にも重ねています。

今の世の中では「達成感」「感動」「反省」「成長」といった本来仕事の中で得られるはずの価値が軽視される傾向にあり、「やりがい」という言葉さえも「やりがい搾取」と否定的に語られることがあります。

しかし、人には生まれてきた理由がそれぞれにあるはずです。
何も残せないまま人生を終えていいのか? 自分だけが良ければそれでいいのか?
――そんな問いを万博を通じて改めて考えさせられました。

お国のお偉いさんも、多くの先人が残してきた日本の大切なものをしっかり継承し、次の世代へつないでいくべきだと思います。
他国のブースを見ていると、先住民から今に至るまで受け継がれてきた知恵が数多くありました。

インドネシア館では、待ち時間ですら楽しませてくれました。
誰も「やらされている感」がなく、来場者を退屈させないように主体的に動いている。
あの暑さの中で、です。

お金以上に大切なもの――それは「人を喜ばせる心」。
私たちの「志事」にも、まさにそれが求められていると強く感じました。

「何のために仕事をしているのか」。
国も、そして私たち自身も、根本から問い直す必要があるのではないでしょうか。
万博を通じて私は、他国の考え方や取り組みに触れ、日本がこのままでは取り残されてしまうのではないかという危機感を覚えました。

限られた時間の中、仕事を通じてお金以上に得られるものを追求できる会社を目指して。

One World, One Planet.
世界が平和でありますように。