設立60周年目を迎えるにあたり

アサヒ印刷は 2026 年に創業 120 年、設立 60 周年を迎えます。
これを機に、ブログ作成と合わせて少しずつ昔の写真を探すことにしました。
先日、物置から昔の写真を探していたところ、仕事の写真はないかな?と思い見つけたのが、約 50 年前の社員旅行で岩国「錦帯橋」の前で撮影した一枚でした。
私の祖父母・母・兄も写っています。ちなみに、黄色い服を着ているのが私です。
50 年前は、まだ普通に着物を着ていますね。
当時は燐寸(マッチ)関連の仕事が中心で、
印刷 ⇒ トムソン加工 ⇒ 箱づくり
という流れが主でした。箱づくりでは機械を動かしたり、機械で扱えないものは手貼りの内職仕事でした。
その中心を担っていたのが、写真に写っている女性の皆さまです。
この多くの女性の方々の中には、九州の炭鉱閉山に伴い集団で移住してこられた方が多くいらっしゃいました。
特に私と関わりが深かったのが、一番左に写っている U さんです。
細い体で無口な方でしたが、淡々と仕事をこなす強い女性でした。
重たい紙を機械に運び、黙々と動かしていく。失礼かもしれませんが、九州の女性らしい強い志を持っていたのを覚えています。
私が 25 歳の頃、定年までアサヒ印刷で働き通してくれました。感謝しかありません。


