大谷選手のブランド力

先週末、岡山で開催された母校の同窓会イベントで、
宮下酒造さんの工場見学に行ってきました。

酒蔵の見学自体はごく普通の内容だったのですが、
印象に残ったのは、おみやげコーナーでの出来事。


ドジャースの大谷選手がロバーツ監督に贈ったお酒が、なんと販売されていました。
その価格、11万円!! 
エグい!

店頭やネットなど、至るところでPRが展開されており、
一選手が贈り物として使っただけで、一気に価値が高まり、注文が殺到しているとのこと。
おそらく、この酒メーカーが「宣伝してください」とお願いしたわけではないと思いますが、
結果的に、大谷選手が宣伝してくれているような形になっています。

ここで思い出したのが、以前の勉強会で聞いた、有楽製菓の社長さんの講演。
体操の元金メダリスト・内村航平選手がインタビューで
「好きなお菓子はブラックサンダーです!」と答えたことがきっかけで、
当時あまり知られていなかったブラックサンダーは、
一気に全国区のお菓子へと広がったそうです。

このときも、有楽製菓さんが内村選手に宣伝を頼んだわけではありません。
むしろ、ブラックサンダーは売れ行きが悪く、廃盤も検討されていた商品だったそうです。

有名選手が「たまたま関わった」ことによる広報効果のすごさを、改めて実感した出来事でした。