時計好き
街中を歩いていて、ついつい引き寄せられてしまうのが時計店。
ROLEXやHUBLOTのような高級店ではなく、
G-SHOCKやSEIKO、LONGINESなど、国産や海外のクラシックブランドに惹かれます。
私は、時計そのものだけでなく、その背景やストーリーを知るのが好きです。
たとえばLONGINESは、亡くなった祖父が愛用していたブランド。
彼の付けていたデザインは、今でも継承されています。
その“変わらない美しさ”こそがLONGINESの象徴なのかもしれません。
そして、個人的に一番好きなのがBREITLING。
ショーケース越しに眺めているだけで、その魅力に引き込まれてしまいます。
以前、お試しで着けさせてもらったことがありますが、
あのカーブのライン、そして秒針の滑らかな動き…。本当に見惚れてしまいました。
特に、自動巻きの仕組みを知ったときは衝撃的でした。
電池がなくても、手首の振動だけで動き出すなんて!
BREITLINGはカタログも魅力的で、いつまでも見ていられます。
近年は特に海外ブランドの価格がどんどん上がってしまい、
なかなか手の届かない存在になってしまいました……泣
それでも、お客様が自分の好きなブランドの時計を着けているのを見ると、
つい話しかけてしまいます。
「いつご購入されたんですか?」
「どこに惹かれましたか?」などなど。
先日、初めてグランドセイコーのお店で
“スプリングドライブ”の秒針の動きを見せてもらいました。
普通の時計は、秒針が“カチカチ”と刻むように進みますが、
スプリングドライブは“スーッ”と滑らかに動くんです。
まるで時間が流れていくような美しさ。
誰かに見せるためではなく、ただの自己満足かもしれませんが、
その技術の高さ、人間の手仕事の素晴らしさに、ただただ感動します。
時計は、一生もの。
だからこそ、長く大切に付き合っていきたいと改めて思います。