自社の広告・広報活動をデザインする③

「ブランディング」と言う言葉を見聞きしたことはありませんか。

あらゆる商品やサービスは、デザインやマーク、ロゴ、名前、キャッチコピーなど、いろんな要素が組み合わさってブランドを形成していくのですが、形成された「ブランド」を消費者に認知させ、自社(製品、商品)の強み・ポジションを明確化していくことが「ブランディング」の活動内容になります。

端的に言うと、他と明確に差別化できるイメージをつくりあげることです。







広告の「デザイン」も、ブランディングイメージを形成する一つにあたります。

ですから、そのデザインを見たときに、その商品の企業やコンセプトが瞬時にイメージできるようにしなければいけません。

また、そのデザインを見ることによって、他社と比較したり「買いたい」「行って見たい」など消費者の心に訴えていかなければなりません。




そんな重要な役割を持つデザインにおいて、キャッチコピーは大変重要なファクターとなります。

いくつか有名なコピーを挙げてみます。


カルピス「カラダにピース。」

ニトリ「お、ねだん以上。ニトリ」

日産自動車「やっちゃえ 日産」


キャッチコピーには

商品や企業の特徴を簡潔に伝える

商品に付加価値をつける

キャッチコピーを記憶させる(=商品を記憶させる)

などのメリットがあります。

短くともインパクトのあるコピーは分かり易く、覚えやすく、記憶に残りやすいため、製品やサービスのアピールには必要不可欠です。

子どもの頃に耳にしたキャッチコピーを、大人になった今でもふと思い出す方も多いのではないでしょうか。

例えば私などは、『いつかはクラウン』というフレーズに憧れたものです。

それほどキャッチコピーのインパクトというのは強烈に残るため、使わないのはもったいないと思います。

ちなみにアサヒ印刷のキャッチコピーは「気持ちを伝えるお手伝い」です。

余談になりますが、人は13文字以上は文章として読まないと理解できないという『13文字の法則』なるものがあるそうで、ネットニュースなどのタイトルも基本13文字で形成されているそうなので、コピーをつくる際の参考までに。





コピーの他にも、ロゴやアイコンなどのシンボルマークも大切です。

例えば、楽天などはわかりやすいですよね。

『R』の一文字を見ただけで『楽天』だと分かります。

日常でよく見かけるマークや、先のオリンピックで登場したピクトグラムも、一目見ただけで「〇〇だ!」と、わかります。

コピーやロゴをうまく使って、自社をブランディングしてみませんか?

ブランディングについてご質問などございましたら、お気軽にお問合せください。



文責

アサヒ印刷株式会社 
代表取締役 茨木耕司


流通科学大学 商学部 流通学科(現マーケティング学科)卒業
卒論は「無店舗販売について」