in 山口県

この連休、全国シニア大会が山口県・徳山で開催され、参加してきました。
結果は、初戦で昨年の準優勝チームに敗れ惜しくも敗退。
しかし、50歳で初めて出場して以来、茨城・秋田・富山・山口と今回で4度目の挑戦となり、毎回こうしてコートに立てることに喜びを感じています。

現在54歳。相手チームはさらに補強され、50歳の大型ルーキーも加入していましたが、思いのほか身体が動き、リバウンドも得点もいい形でチームに貢献できました。
年齢を重ねるごとに衰えを感じつつも、バスケットができること自体が本当に幸せです。いくつになっても、シュートがリングに吸い込まれる瞬間は最高ですね!

夜はそのまま打ち上げへ。
翌朝は早く起きて、徳山の沖合にある大津島へ向かいました。


■ 大津島で知った「人間魚雷・回天」

初めて知ったのですが、大津島は戦中、人間魚雷の訓練・整備地でした。
神風特攻隊の知覧は有名ですが、その海上版ともいえるのが「回天」です。極秘で進められていたため、あまり多くの人に知られてこなかったとのこと。

この回天を知ったのは、以前訪れた呉の大和ミュージアムでした。
考えられますか?潜水艦のように人が海中を操縦し、敵艦に体当たりする「人間魚雷」。通常の魚雷の3倍の威力を持ち、出撃したら片道切符で後戻りはできない。もし途中で座礁などして敵に届かなかった場合は、自爆レバーで自ら命を絶つしかないのだそうです。

まさに特攻隊。その遺書も多く展示されていました。
平均年齢20歳の若者、約100名が命を落としたといいます。
その中には「加古郡高砂町」と書かれた手紙もあり、胸に迫るものがありました。

遺書には、
「父へ、母へ」「日本の未来のために」「愛する家族を守るために」
「お国のため行ってまいります」
など、とても20歳の若者とは思えない強い言葉が綴られていました。


旅先に戦国史跡や戦争遺跡があると、つい立ち寄ってしまう私ですが、
こうした展示を見るたびに、生かされている命、そして先人たちの意志を受け止めたいと強く思うと同時に、いつもパワーをもらって帰ってきます。

私のような小さな力で世の中を大きく変えることは難しいですが、恥じないような生き方をしなければいけないと、改めて思い知らされます。

右でも左でもない私ですが、
いつまでも平和な世の中であることを願いながら、
仕事を通じて少しでも豊かな生活のお役に立てる事業に取り組んでいきたいと思っています。