印刷業界の本当の力

ある勉強会で講話者として登壇。
過去の取組み、現状、将来の夢について
お話をする機会をいただきました。

その後の意見交換での言葉。

・印刷会社って大変ですよね
・いろいろな業界で印刷会社が一番大変ですよね
など…。

まぁ散々な言われようだった(笑)

いやいや自分はそうは思わない!

・使い方の問題
・見せ方の問題
・考え方の問題

と自分は思う。

結局のところ、紙にインクを印刷するプリント技術のことを
印刷と一般的には捉えるのだろうけれど、
物事を伝える、情報を伝える、と考えれば話は違ってくる。

古来より、人間は印刷で文化をつくってきた。

デジタル化が進んだ現在においても、
ただ紙にインクを印刷するだけであるなら
それは文字通りただの印刷物である。

確かにチラシ、パンフ、カタログなどの紙媒体は
昔に比べると減ったように思うが、
ツールとしてまったく使えないのかと考えると
決してそんなことはなく、逆にデジタル媒体よりも強い面もあるのだ。

デジタル媒体の弱点は、自ら情報を取りにいかない層には届きにくいことだ。

一方紙媒体は、そういった層へのリーチとしては
非常に強いツールであると言える。

印刷物をつくる。
WEBページをつくる。
そのどちらの強みも活かし、あわせて活用することで
つくったデータに汎用性をもたらし
1を2にも3にも4にも広げることができるのだ。



印刷業界を狭い視野で見て欲しくはない。
なんたってお客様の未来を創るのだから。

そう思いながら、この仕事に誇りを持って頑張っている。

ちなみに私はこんな時代だからこそ
気持ちを伝えたいときには、LINEやメールでなく、手書きの手紙を出すようにしている。