ウイッグのおばちゃんの連れ B子との再会

先日、久しぶりに例のコンビニに立ち寄った。

A子がいるかと思いきや、その姿はない。
今日はもう会わないか——そう思ったそのとき。

B子が一人で立っていた。

スルーしようか一瞬迷ったが、目が合ってしまう。

B子「久しぶり!」

どうやら覚えられているらしい。

私「お久しぶりですね。」

B子「最近、コンビニも物価高でなんも買われへんわ。」

思わぬ経済トークが始まる。

私「そうですね。おにぎり二つで弁当買えますもんね」

B子「ほんま、中東問題で大打撃やで~」

(急にスケールが大きい)

私「そうなんですよ。仕事でも資材が高騰してて…。」

B子「にーちゃん、いつも仕事忙しそうで大変そうやな」

——そこまで見られているのか。

A子のテンションとは全く違う、静かな観察眼。

私「では、私はこの後も仕事なので神戸に行ってきます。」

B子「頑張りや〜」

短い会話のあと、また日常に戻っていく。

いつもは静かなB子。
実は一番、物事を見ているのかもしれない。

この話、続くのか——それともここで終わるのか。