名古屋へ④「トヨタ産業技術記念館」豊田喜一郎編

豊田佐吉氏と豊田喜一郎氏の年表
改めて、偉大な親子だと感じさせられます。
この年表は、繊維機械館と自動車館の間に展示されていました。

展示は時系列に沿って構成されており、歩いているだけで時代の流れを追体験しているような感覚になります。

豊田喜一郎氏の紹介
※ぜひクリックしてご覧ください。

現トヨタ自動車会長である豊田章男氏は、喜一郎氏の孫(章一郎氏の長男)にあたります。
改めて、その家系の凄さに驚かされます。

また、喜一郎氏は57歳という若さで逝去されています。
私自身の年齢と比べても、わずか数年の差しかありません。
その短い人生の中で成し遂げた軌跡の大きさには、ただただ圧倒されます。

研究者としての側面が強い豊田佐吉氏に対し、豊田喜一郎氏には、強い行動力を感じました。

父が築き上げた自動織機の事業から、自動車産業へと舵を切る。
しかも、わずか5年で自動車生産に必要な一貫生産体制を構築したという点も、驚くべきことです。

喜一郎氏の展示スペースは、研究成果の紹介というよりも「メッセージ性」が強く印象に残ります。
言葉で仲間を鼓舞し、経営者と従業員が一体となって自動車産業の礎を築いていった過程が伝わってきます。

また、豊田自動織機で培われた“自動化”の考え方は、自動車生産にも受け継がれています。
その延長線上に、現在のトヨタ生産方式があるのだと実感しました。

すべての取り組みが無駄ではなく、確実に次へとつながっていることが分かります。

いわゆるPDCAサイクルのように、改善を積み重ね続けてきた結果なのでしょう。

「千里の道も一歩から」
「ローマは一日にして成らず」

一歩一歩、日々の積み重ねの大切さを改めて感じさせてくれる空間でした。

次回は、自動車館について紹介します。